千葉県の賃貸市場の空室が多くなり、厳しくなってきている中で弊社としても、リフォームやリノベーションなど独自の取り組みを行ってきました。しかしながら、他物件や新築も増えた中で、空室対策に特化して改善していくことがなかなか出来なかったんです。やはり市場において、目立つ物件を作っていくという事が差別化をはかる上で重要なのではないかと思いました。あとは、オーナーの物件の経営改善をしていく中で、賃料の下落を防いでいかなければなりません。賃料を上げてリノベーションを行い、オーナーも入居者様も喜べるような、また弊社自身も喜べるような賃貸物件を作っていきたいという事で、弊社で新しくデザインリノベーションをやっていきたく、加盟しました。

原状回復を行なった物件でも、長期空室物件であれば提案できます。一度原状回復にお金をかけてしまい入居された物件に対して、基本的には退去情報を抽出し、長期入居だったものは原状回復の費用が結構かかりますので、通常の原状回復では家賃も下落していく一方だとお話します。そして、どうせ費用をかけるならリノベーションをして経営改善していこうと提案をさせていただいております。今現在、4物件リノベーションし、各部屋の賃料を上げたにも関わらず3物件の入居が決まりました。新たに2物件リノベーションの工事をしています。随時、オーナーにご提案させていただいて、商談中のものも数件あります。リノベーションのお部屋が完成すると現場見学会を開催し、オーナーに成功事例の紹介をさせていただき、徐々にリノッタの受注が増えております。

そうですね。まだ数回しか見学会は開催していませんが、今後完成した物件も現場見学会を行う予定です。やはり、現場見学会に来られたオーナーは、リノベーションという新しい試みにかなり興味を示していただいております。そして成功事例として実際賃料を上げて成功しているという所で、約八割のオーナーは「是非提案してほしい」とか、「空室が発生したらやってくれよ」などのお声をいただいており、かなり大きな反響がありました。まだまだご覧になられていないオーナーも多いので、随時現場見学会を開催し、知っていただく機会を増やしていきたいと思っております。

よく聞くのは、やはり「既存のリノベーション事業と全然違う」という声が多いですね。リノッタの照明の仕様でダウンライトがあるのですが「それでは明るさが足りないのではないか？」などの声もあり、不安でした。しかし、実際リノベーションを行った物件に社員向けの現場見学を開催したら、参加した全社員が良いと言っていますし、カラーリングや配色、一つひとつの部品を見ても全然違うという声を多く聞きます。

そうですね。当初からコストダウンを重視してリノベーションを行ってきました。しかし、やはり良いモノを作ろうと思うと多大なお金がかかってしまい難しいんですよね。例えば、新しいリノベーションデザインのパターンを生み出すにしてもそうです。考案する時間と労力は大変なものだと思います。オーナーに対して収支に合う良い提案ができていなかったんですね。そして、実際リノッタのリノベーションをする中で提供される数多くのデザインパターンはもちろんの事、様々な設備や建材に対しても拡販していただいたり、いろんなメーカーをご紹介いただきまして大幅なコストダウンにつながっています。

同じ建物の1Kタイプのお部屋で、基本的な設備なども全く同じ条件の元で実験をしてみました。一つのお部屋ではリノッタの《MONOTONE LIFE》仕様に、もう片方のお部屋は通常のリフォームをしました。リフォームのお部屋は四階にあり、リノッタのお部屋は三階にありましたが、リノッタのお部屋の家賃を5,000円高く募集してみたところ、すぐに入居が決まりました。その後、通常のリフォームのお部屋の方も決まったのですが、同じ条件の元でお客様から見た目の部分で、住むならどっちが良いかという事で家賃が5,000円高くても選んでいただけたという威力を実感し、非常に驚きました。

「今までにこんな部屋、見たことがない！」とか、実際作って完成すると「すごく変わったね！」とか、「こんなに良いものを作ってくれて、お金かけたかいがあった！」という声をいただきました。「こういう提案をしてほしかった！」などの声もあり、提案を求めていらっしゃるオーナーも多くいると思います。施工させていただいたオーナーも、お話をさせていただいているオーナーも、自分の収益物件が良くなるということで耳をかたむけていただけますし、まわりの物件とは違うものを作り上げているということで、非常に良い印象を受けるというお話をいただいていますね。